塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

シナプスを恨む

調理実習が大嫌いだった。 何もできないのは自明なのだが、蓄積された小賢しさにより「やってる風」はうまいので、メチャクチャ丹精込めて(る風に)皿洗いをしたり、大根おろしはおろしすぎるまで自分の仕事にしていた。かなりスローな行動で時間を稼いでいた…

懐古できるほどの時間と成長が欲しい

若かった頃を懐古してる人が羨ましい。中高の時あんなバカしたなとか、あの教科が苦手で追試ばっかりだったよとか、そんな事をサラッと笑い話にできるほどの時間と成長が欲しい。 まさに今「懐古される時」を生きている。ただ当のわたしはそんな渦中なんてイ…

武道館へ

気づいたら毎日忙しすぎて、更新が遅れすぎた。はあ。 今日は武道館へ。「クリープハイプのすべて」の為に猛ダッシュに猛ダッシュを重ね、開始1分前に到着した。 しあわせだった。マジで。ああ。あああ。日々の細々した負が溶けているのを感じた。幸せだなあ…

すぐ過ぎる

去年のこいのぼり。でっかい公園に犬と友人で出向いた時の。 もう、気がつけば一年が経っている。気がつけば、今日は終わりかけている。気がつけば、また風呂歯磨きをしていない状態で眠りそうになっている。深夜に起きて風呂に入るのがしんどい。もう寝たい…

なんでもない

犬が隣で寝ている。あーかわいい。かわいい。いつでも犬はかわいい。大好きだ。彼女はいつでも私に足りないモノを教えてくれる感じがする。スヤスヤと寝ている姿を見ていると、自分の余裕のなさに気づく。 なんでもない日に、なんでもないことで一喜一憂する…

ネパール人の感情

近所のネパール人が経営している謎のカレー屋に行った。 店内に入る。席に着くや否や、無表情のネパール人店員が「ダイジョウブデスカ」と話しかけてきた。いきなり心配してくれたと思ったら水と一緒に投げるようにお絞りをくれた。ここにお店ができて5年く…

良くはないが悪くもない

疲れ切ってバスに乗る。あー疲れた。頭痛も酷い。グワグワしている。 今日はお昼をある会の人々で食べに行ったが、たらふく食わされた挙句に得るものはカロリーくらいしかなかった。 自分でも驚くくらい低い声でバスの運転手に最寄りの駅を告げた。疲れてる…

貝から教わる色

貝を食べた。アサリの味噌汁を飲んだ。 気づいた、貝には同じ模様のモノが一つもない。柄がOL的なコもいれば、おとなしいけれど野心を持っていそうなコ。色も柄と全く違って、とっても可愛いじゃないか。 貝って人間以上に「十人十色」である。 いやはや、人…

寝殿造の系統変えるわ

「JKでびゅー」。頭が溶けそうな文字で友人がプリクラに書いてSNSにあげていた。 4月1日。進学する者は次の学年になる日。とうとう私も「でびゅー」したそうだ。ただ、誰が誰だかわからない加工された顔でめいめいポーズをとる友人たちを見ていると、なんだ…

「余韻がやばい」を知る

余韻。よく若い奴らが言う。余韻がやばいー、とか。そう言う奴いけ好かなかったけれど、今の私は「余韻がやばい」状態っぽい。 そうとう心を持っていかれた映画を観た。観終わってしまったら虚無感でふわふわしすぎてどうしようもなくなってしまった。良い映…

いいモノのせいで

いいモノ。音楽、映画、本。良いモノを探し求める。なのに、良いモノに出会うと抜け殻みたいになる。 今抜け殻。小さい時から映画はよく観てたが、毎回心が満たされた後に何故か空っぽになる。空っぽなのに満たされてるし、満たされてるのに空っぽ。それを自…

微睡み

あのラジオの音が遠のく。大好きな曲のギターリフが脳内に淡く溶け込む。 春は眠い。少しでも横になったらもうお終い、微睡みが膜を張って私をどこかへ連れていく。それは馴染み深い場所かも知れないし、異国の見た事も無い街かも知れない。意識があるのかな…

インドバスの思う壺

時間を守らない事で有名なバスを乗りこなす為に早すぎるくらいに駅に着く。悪評で名の知れたバスを利用する者の常識である。時刻表通りに乗ろうものなら電車に乗り遅れるのだ。時刻表が機能しない、日本らしからぬバス。 おいおめーはインドか。約束の時間を…

義務でめくる図鑑を突き放す

小さい頃から絶やさず何か趣味を持っている。小学校低学年の頃は昆虫と恐竜が好きだった。だがそのイメージがつきすぎて、「好きである人」でいるのがしんどくなってしまった。 最初は心から好きだったのに、途中から周りからのイメージの「好きである人」を…

長髪からみた手の甲の刺青

手にメモをよく書いてしまう。ひらよりも手の甲に書いてしまう。 ある日、ダサい街からダサい通りを通っていつものように帰っていた。時代に乗れなかった韓国料理店やハワイもどきの店が並ぶ通りの終盤には、明らかに異質でヤバい骨董品店がある。 店先に出…

ガビガビの唇

毎日が忙しくて疲れていると、唇が荒れる。逆に春休みのいま唇はめちゃくちゃ潤ってる。 流行りに乗っては乗り捨てて、そんなせわしない友人を見ているとなんだかガビガビの唇みたいだなと思う。流行りとか疲れる。私には毎回それに乗っている体力がないから…

「ぽい」はポイで、ポイしたい

憧れの世界がある。目の前のことをコツコツと一喜一憂しながらでもいいからやっていけば、たどり着ける場所なのだろうか。 あの浅はかな人が言う「憧れ」とわたしが言う「憧れ」、違うと思いたい。こんなことをこんなところで言う時点で自分は相当な野暮だけ…

もってる人の特権、脳天トンボ

小学校の頃、一つ上の学年で「いじられキャラのめっちゃもってる人」がいた。名前も顔も覚えていないが存在は覚えている。 修学旅行の日。四年生から六年生まで同時期に各場所へ修学旅行をするようになっていたので、学校集合をした3学年はごった返していた。…

夢うつつ

朝、起きる。無駄な不快感と共に、頭が枕と真反対の位置にあると気づく。 小さい頃寝相がヤバかった。ベッドで寝ていると落ちる事の方が多かった。それでもだんだん改善してきたように思えたのだが、久しぶりの真反対寝相。私は昨夜の間、どうやって真反対に…

カラオケ恐怖症のデスボイス

カラオケが怖い。今日、友人二人が大声でその美声を披露していたが、私には学生ノリで普段から歌を歌える事にも驚きが隠せない。 未だにカラオケが好きな人種が本当に存在するのか疑ってしまう。大半を占めるのはカラオケ好きな人間だという事が、マジで信じ…

さっぱりしたい

さっぱりした人間になりたい。人に深入りしようとせずに適度な距離感を持って、自分が良いと思った事を出来る人になりたい。 さっぱりした人は自分と正反対なのだ。私は人の気持ちを無駄に考えては要らぬ心配をして、取り越し苦労ばかりしている。他人の心配…

ロマンと風の街、ドブと暴風の街

その観光地はダサくて好きじゃない。客も街もダサい。 でも、頑張って南国に寄せている姿がちょっとかわいい。確実に日本なのに、南国ぶっている。ドブレベルに汚い大海を、ハワイの美しいビーチに見立てるその日本人すぎる精神がかわいい。日本庭園をなかな…

『草』を生やしたい。草すら生えない。

友人のほとんどは文面で、クソほどつまらない事でも「めっちゃ面白いwwwwwwwwwwwwwww」とかいう。本当か??笑いすぎだろう。本当に笑って文字を打ってるのか???? こんな事は、言い尽くされたような事、『草』側の人間も、他の同じような人に対しては疑…

笑顔で花粉症とウソをつく

やっぱりすぐ涙が溢れる。鼻水も出る。情けない。 涙っていらないオプションすぎです。カメの産卵のように、犬の寝起きのように誰も気にしない意味のない涙ならいいのです。私は、意味が多すぎる涙を流す。エモい。 エモい人って見てる分にはいいけど、自分…

春分のプレゼント

頭が冷蔵庫に入っているような寒さで目が覚めた。私は冬が大好きだ。春夏秋は汗をかく余地がある。暑いのが大っ嫌いだ。 また、ふとカーテンの隙間から外を見渡す。隣家の屋根に降り積もる柔らかい雪がとても可愛らしくて、少し幸せな気持ちになった。 今日…

バンド

成し遂げてきた。真面目くさったでかい教室をライブハウスにしてきた。嬉しかった。完全にアポから企画書からやってきた。とてもしんどいことだらけだった。ただ、演奏する者として、時代に取り残された制服を一様に纏う大勢の友人たちを見て、涙が溢れた。…

安い鎧から見る景色

雨の日は気分が沈む。私は特に気圧に心を左右されやすい体質だ。 今日ある行事のせいなのか、気圧の変動のせいなのか、昨夜からソワソワしている。1時間おきに目が覚めては寝てを繰り返していたら、とうとう朝5時で完全に寝られなくなった。ただ、パッチリと…

心のキムタク、心のビッグダディ

よく脳内会議をする。そして心の中には著名人や何かのシンボル的な人々が、セリフを言う要員で座っている。 いわゆる王様が座るような赤いベロア生地の椅子にはキムタクを、小豆島のコンクリートには(私の止まった記憶のままの)ビッグダディを。それぞれ「ち…

『鼻血がボトリ☆』

私はよく泣く。呼吸をするように泣く。それも大粒だ。鼓動を打つのと同じで、私が今を生きるには泣くことが必要らしい。 ただ、頻度こそ劣るが鼻血もよく出る。出てこないでと、どんなに懇願したって月一ペースで出る。出てきやがる。前まではちょろっとだっ…

年の差と左利き、半生とビッグイベント

まだ動悸が止まらない。指の震えが止まらない。なんなら涙が溢れてきてる。本当に嬉しかった。 自分に対して調子にのるなとも思ってる、でもね、嬉しかったんだとっても。大好きな人に、シュラスコ的に、自分なりに身を削って書いた文章が届くって素敵なこと…