塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

さっぱりしたい

さっぱりした人間になりたい。人に深入りしようとせずに適度な距離感を持って、自分が良いと思った事を出来る人になりたい。

さっぱりした人は自分と正反対なのだ。私は人の気持ちを無駄に考えては要らぬ心配をして、取り越し苦労ばかりしている。他人の心配をし続けたせいで、最後は自分がいっぱいいっぱいになってしまう。毎度のことである。大馬鹿者だ。

また天気の不安定な日に、黒いアレな服を着てダサい街まで足を運び、疲れ果てて帰路につく。今日を共に過ごした、さっぱりした人たちの事を思うと自分の未熟さを痛感する。突きつけられるようだ。彼女たちは私がこんな事で悩んでいるとは思わないだろう。適度な距離で接してくれる事がとても嬉しいが、同時に自分の油汚れみたいな性格に嫌気がして泣きそうになる。

きっと、あの人たちも何かに悩んで苦しんで生きている。ただ私はそこに到達するまでにクヨクヨクヨクヨしている、恥ずかしい。それはそれで私なのだ、そう言いきれる潔さがあれば良いのに。

中身はこんなんだけれど、これからは口だけでも潔くいたい。きっと中身も追いついてくれるから。どうにか、さっぱりしたい。