塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

夢うつつ

朝、起きる。無駄な不快感と共に、頭が枕と真反対の位置にあると気づく。

小さい頃寝相がヤバかった。ベッドで寝ていると落ちる事の方が多かった。それでもだんだん改善してきたように思えたのだが、久しぶりの真反対寝相。私は昨夜の間、どうやって真反対にシフトチェンジしたのだろう。その瞬間が見たい。

昨日は家に眠っていた最古のテレビブロスに読み入っていた。そこまでの記憶しかない。目を閉じたタイミングを全く覚えていない。えー。不可解。ある人は、真反対になる寝相は、寝ている本人がむくっと起き上がって枕から反対側にまた寝るからだ、と言っていた。そうだったらなぜ私はあんなにいい感じに布団を纏っていたのだろう。

夢うつつでも、我々はきっと恐ろしいくらい冷静な意識を持っているのだ。もしかしたら、日常なんかよりもうつつすぎる自分が出てくるのかもしれない。夢ってまだわからない事も多いらしい。すごいな、もう精神世界だなこれ。科学で証明出来るそういうヤツって夢だけなのかな、すごい。興味深い。

とりあえず愛おしい休日を存分に抱きしめて、うつつすぎる自分を探りながらまた最古のテレビブロスを読む。あー幸せだな今。