塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

ひくつ

とうとう今日、耳をつんざくアイツらが聞こえた。「うるせえ」を筆頭に、心中でボロクソに言いながらトボトボ長い道のりを歩いて家に向かう。

ますます卑屈になる自分が怖くて仕方がない。心の中の口癖は、「もうダメだ」と「私なんか」。最悪である。私のポジティブはどこにあるんだよ。いつ失くしたのだ。もう。なんなんだよ。幼少期はかなりポジティブシンキングだった筈なのになあ。自己肯定感がほぼゼロなのが不思議。別にヤバい環境で育った訳でも親が鬼とかそんなこともなく、むしろ良い生活を送っているのに。なんなんだよー全く。

わたしもアイツらのように、7日の命しかなかったらきっとこんなことで悩んでいないんだろう。生きることに必死で、私がイライラしようが鼓膜が破れようが、彼らは鳴いて鳴いて生命の証を残しているんでしょ。すごいね格好いいな。うるさくてむさ苦しくて嫌悪感しかないセミに学ぶところが多いのもなんだかイヤだけど。

どうすれば卑屈って治るんだろう。多分治らなくていいって心のどこかで思っているのもいけなさそうだなあ。もう。