塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

『鼻血がボトリ☆』

私はよく泣く。呼吸をするように泣く。それも大粒だ。鼓動を打つのと同じで、私が今を生きるには泣くことが必要らしい。

ただ、頻度こそ劣るが鼻血もよく出る。出てこないでと、どんなに懇願したって月一ペースで出る。出てきやがる。前まではちょろっとだったのにほんの数日前、机に向かって作業をしていた時、信じられないほどの大粒の鼻血が出た。鼻も悲しい事があったのかな、なんて変に同情してしまったけれど、絶対にそんなことはない。気圧の急激な変動と体調が悪く傾くと必ずなる。必ず月一ペース。許さない。鼻血は面倒なのだ、涙は透明だけど鼻血はバリバリ赤い。スピッツには『涙がキラリ☆』という名曲があるが『鼻血がボトリ☆』はない。つーか、音楽業界に鼻血関連の楽曲が少ない。そりゃそうだよな。

でも「大粒の涙と、もっと大粒の鼻血」、この関係性にはちょっとだけ愛おしさを感じてしまう、全く鼻血に甘いなあ私は。