塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

幼稚園児とこち亀と水曜日

今日は水曜日のダウンタウンの日。やる事がありすぎてリアルタイムで絶対観られない。死ぬほど悲しい。録画はもちろんしてるけどリアタイで観たいじゃないか。

2時間スペシャルでコラボするとは思っていなかったこち亀。小さい頃からアニメをバカみたいに観てたなあ。

私が幼稚園生だった頃。母親は育児疲れで寝てばかりいた。面倒な上に遠い幼稚園に通っていたせいで、疲労マックスの親は帰宅後すぐ眠る。仕方がない事だったが、昼下がりの家には話し相手も遊び相手も居なかった。そんな私は必然的にテレビに齧り付いた。親が寝てばかりで嫌なこともあったけれど、不思議と寂しくなかった。むしろテレビの邪魔をされたくないから起きるな、という気持ちもあったかもしれない。

NHKの中学理科講座からこち亀まで。なんでも観ていた。幼稚園児の割にめちゃくちゃ漢字が読めたのはテレビのおかげである。年中の時に、「暫定」を使いこなしていた実績もある。

小さな私はジャンルをマジで問わないテレビの見方をしていた。興味が湧くもの、好きなものだけを観る。プリキュアの後にこち亀五話連続を観て、スヌーピーを観た後にNHKの講座を見る。今思うと垣根を越えすぎなルーティーンだった。その中でも幼稚園児的一軍アニメがこち亀。すごい好きだった。今観ても当たり前に面白い。当たり前に。

気がつけば、私は何も変わらずにテレビが大好きなままである。NHKの講座は観なくなったけれど、面白い深夜のバラエティを知った。大好きな水曜日のダウンタウンが齧り付いていたこち亀とコラボすることになった。好きなものはなんでも繋がるものである。点と点が繋がる感覚ってこれだわ。

小さな孤独と暇を押し潰すために観ていたテレビが、今になって自分を支えるレベルに大きな存在になっている。思い出深いこち亀と、大好きな水曜日のダウンタウン。今日はリアタイで観られないけれど明日、クタクタで帰宅して幸せになれるならもうそれでいいや。楽しみ。OPも楽しみで仕方がない。

あの頃の小さな私に教えてあげたい。喜ぶだろうな。あー今日はやる事やって早く寝よ。