塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

3/21 水曜日のダウンタウン

水曜日のダウンタウンを観た。あーもう好き。

「ダブル八百長対決」は前回よりもパワーアップしていた。サバンナ八木の、生きる事にガチな目が八百長をしている事実と相まって、ミスマッチすぎて、めちゃくちゃ面白かった。心にしこりを残すような演出が、いつでも『水曜日のダウンタウン』の魅力だと改めて思わすようなモノだった。もちろん涙を流して笑った。

次に目玉の「SASUKEの池の水ぜんぶ抜く」。期待値を上げまくってからのまさかの展開。何も見つからない。ただ掃除をしただけだった。それも説一個を使って壮大な大喜利をしているようで、新鮮な笑いを感じた。「パクリ」でなく「パロディ」である為に、要所要所に(あえてチョイスしたのかもしれないけれど)下の歯がやや「抜け」ている水抜きプロの容姿を弄ったり、応援に来た子供たちを「幾ばくかの謝礼」で集めた事をあえて伝えたりと、テレ東の本家とは反比例の「悪さ」全開。『水曜日のダウンタウン』のナレーションはツッコミの割合が多いと思っていたが、今回はボケまくっていてワクワクした。

最後にみんなの説から「独り言、派手にいけばハンズフリー通話と勘違いしてもらえる説」。ここに来て初めての説。この説はネーミングの強さで採用されたのかなと思った。独り言レベル3から「話しかける独り言」になっていて、ニヤニヤするバイきんぐ小峠を除いて皆一様に怯える。ていうか、小峠の「ヤバい奴」を面白がる能力に驚いた。

三四郎小宮とバナナマン日村と共に『万年B組ヒムケン先生』という番組をしていたからだろうか。『ヒムケン先生』で小宮はB組な一般人と会う時、一線を引いて接していたように思えた。一方で小峠はイかれたデスメタルバンドのヤバいボーカルと酒を酌み交わす時も、ヤバいボーカルを差し置いて彼だけベロベロになっていた事を未だに忘れられない。

「ヤバい奴」を面白がって心を開ける人間なのだなと、『ヒムケン先生』、今回の『水曜日のダウンタウン』で感じた。

またネタバラシの際にも、番組名を変化球で答える事が芸人たちの間で粋な行為になっていると思った。オードリー春日から始まりフジモンを経ての小峠「水でしょ」。美しい流れ。粋な芸人たちである。

次週予告がなかったが、次も楽しみで仕方ない。