塩麹とはなぢ

身の回りの小さきを愛す

春分のプレゼント

頭が冷蔵庫に入っているような寒さで目が覚めた。私は冬が大好きだ。春夏秋は汗をかく余地がある。暑いのが大っ嫌いだ。 また、ふとカーテンの隙間から外を見渡す。隣家の屋根に降り積もる柔らかい雪がとても可愛らしくて、少し幸せな気持ちになった。 今日…

バンド

成し遂げてきた。真面目くさったでかい教室をライブハウスにしてきた。嬉しかった。完全にアポから企画書からやってきた。とてもしんどいことだらけだった。ただ、演奏する者として、時代に取り残された制服を一様に纏う大勢の友人たちを見て、涙が溢れた。…

安い鎧から見る景色

雨の日は気分が沈む。私は特に気圧に心を左右されやすい体質だ。 今日ある行事のせいなのか、気圧の変動のせいなのか、昨夜からソワソワしている。1時間おきに目が覚めては寝てを繰り返していたら、とうとう朝5時で完全に寝られなくなった。ただ、パッチリと…

大木凡人と尾崎世界観

格好いい。悔しかった、彼らの名前を知った時。 ただ尾崎世界観という名前は、はじめは受け付けなかった、受け付かせないようにしていた。だってネットのツマラナイ人間達がこぞってクリープハイプを貶していたから、それを鵜呑みにするようなバカだったから…

KIRINJIとしがらみと憂き世謳いの先祖

物事にはしがらみが付き物、何故かは知らないがセンスが問われるようなモノはしがらみも把握していないと「野暮」なヤツになってしまう。 音楽もその一つ。知ってるぶんには、知らない人より深くその楽曲を楽しめるとは思う。ただ、詳しく知らない人の事を「…

心のキムタク、心のビッグダディ

よく脳内会議をする。そして心の中には著名人や何かのシンボル的な人々が、セリフを言う要員で座っている。 いわゆる王様が座るような赤いベロア生地の椅子にはキムタクを、小豆島のコンクリートには(私の止まった記憶のままの)ビッグダディを。それぞれ「ち…

『鼻血がボトリ☆』

私はよく泣く。呼吸をするように泣く。それも大粒だ。鼓動を打つのと同じで、私が今を生きるには泣くことが必要らしい。 ただ、頻度こそ劣るが鼻血もよく出る。出てこないでと、どんなに懇願したって月一ペースで出る。出てきやがる。前まではちょろっとだっ…

ヨの字の優しい暴れ犬

撫でてもらって嬉しかったのか、暴れまわる犬を尻目にテレビを観る。撫でるだけで暴れまわるほど嬉しくなるなんて、なんたるコスパの良さ、なんたる素直さ。 私は素直になりたい、犬ほどに。私は捻くれている。それがぱっと見ではわからないからタチが悪い。…

年の差と左利き、半生とビッグイベント

まだ動悸が止まらない。指の震えが止まらない。なんなら涙が溢れてきてる。本当に嬉しかった。 自分に対して調子にのるなとも思ってる、でもね、嬉しかったんだとっても。大好きな人に、シュラスコ的に、自分なりに身を削って書いた文章が届くって素敵なこと…

氏とさん

「氏」は客観的に、論理的に文章を書こうとしてる時に使う、「さん」は勝手に心の距離を縮めてる時。一つの文章に「氏」と「さん」が混在してるのはそういう事です。 言い訳みたいだけれど、一応考えてるのです。無駄でも、小さな枠組みがあるのです。わかっ…

夢中さチューリップに、財津和夫に

最近気づいた、自分は何かを言葉や文字に表していないと壊れそうになる。皆そうかもしれないけど、自分はそのリミットが早い気がする。 普段、自分の事を喋りすぎないように気をつけているが、それは水の中で呼吸しろと言われてるみたいに苦しいことだ、物理…

恥を飼いならす、こだま氏への

「世間に話題を呼んでいる」とか形容されるモノはダサいに決まってる、絶対身の回りに置きたくない、そう思って生きてきた。その「世間に話題を呼んでいる」の中でもこだまさんの本、『夫のちんぽが入らない』なんて、低俗かつ内容の無い最低なモノくらいに…

ダサいの反対側、藤井健太郎氏

『水曜日のダウンタウン』が好きだ。ありえないくらい好きだ。スタイリッシュすぎる。 知人とテレビの話をしていてもバラエティはダサい的な空気、よく感じる。確かにわかる。実際ダサいバラエティは多いのかもしれない。ただ、『水曜日のダウンタウン』の脳…